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大御和神社

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御朱印 - 大御和神社
由緒:
当神社の創立は最も古く詳細は不明ですが、人皇第四十二代文武天皇の大宝二年、 当国の国司より国璽の印、及び国庫の鑰を献納されたことから、その後、印鑰大明神と奉称され、 累代国司の崇敬が特に厚く、神地、神領等の寄進があり、神社は隆盛を極め、 祭儀は非常に鄭重に行われました。また、醍醐天皇の延喜五年、 勅命により全国の著名な古社が選ばれて延喜式神明帳が作られましたが、 当社はこの神明帳に登載された式内神社です。 明治三年、社名を元に戻して、大御和神社と称しました。明治五年郷社に、 昭和十一年県社に列格されました。

■祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)大己貴命は、須佐之男命の神孫であり、神代の昔、 少彦名命(すくなひこなのみこと)と共に、我が国土の開発経営に努められ、 産業の発達を計られたので、開拓の祖神として尊ばれています。また、天孫降臨に際して、 天孫にこの国土をお返しして忠誠をお示しになったので、皇室擁護の神として仰がれています。 なお、医薬の術を始められ、多くの民の病苦を癒やしたので、その神徳は鳥や獣にまで及びます。 それで今の世に至るまで、霊光は天に輝き、神徳は地に広く行き渡り、 その恩顧を受けない人はいないでしょう。

■社殿の構造
御本殿は総欅(けやき)材、入母屋造、建坪四坪、柿葺(こけらぶき)で、 三手先、腰組、両日椽(たるき)、勾欄(こうらん)付です。内外陣に区分され、 彫刻はすこぶる精巧で、近郷では希な本殿であって、三百五十年前に建てられたものです。 県文化財指定申請の準備中。 拝殿は入母屋造り瓦葺、千鳥屋根附、総建坪十六坪、 とりわけ唐破風(からはふ)附向拝処の彫刻は優秀なものであり、 県下の工匠の参考資料として多くの人が参観しています。




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