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津田八幡神社

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御朱印 - 津田八幡神社
由緒:
御鎮座地である津田(津田浦)は、藩政期に川口番所が設置される程の重要な港であり、幕末の海岸線には御台場(砲台関連史跡が現存)が設置される等、海側からの有事に対応する攻守の要所でした。
神社の創始は、津田山の山頂にあった津田累(砦)内に城主桑村隼人亮が守護神として祀り、天文年間には三好氏の崇敬厚く庇護され、慶長の頃(1596~1616)現在地へ遷座されました。
享保四年(1719)森芳純(甚太夫)編『森氏古伝記』巻九 - 四代・森甚太夫常純 万治四年(1659)二月十六日 津田八幡修復のこと - に、「森甚太夫氏純(常純の父)の頃迄は代々社を支配(管理)していたが 云々」と記述されており、阿波水軍からも守護神として重要視されていたことが伺え、八幡神の相殿神として海神の娘神である玉依姫命が祀られていることも得心がゆくところです。
寛保三年(1743)の『寛保改神社帳』に「津田浦八幡宮 社僧福島本福寺」、文化十二年(1815)の『阿波志』には「八幡祠 旧津田山上に在り 慶長中之を東例麓に移す」と記載されています。
また、阿波藩主である蜂須賀氏の参勤交代時の旅路安全祈願を当社で行っていたとも語り継がれております。
北を背にして南面する神社が多いのですが、御神威により海岸線方向の東向きに御鎮座されており、元旦の初日の出は社殿正面から見て鳥居中央を悠々と登るため、先人達が守護神を祀るに相応しい最適地を選定したことに感嘆させられます。




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