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穴守稲荷神社

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御朱印 - 穴守稲荷神社
由緒:
首都東京の空の玄関口である東京国際空港(羽田空港)は、かつては羽田穴守町と呼ばれ、穴守稲荷神社の参詣を中心とした、京浜間の一大観光地として栄えていた。
大正6年(西暦1917年)、当時の神社総代で門前鉱泉宿『要館』の当主 石関倉吉氏の援助の下、早くから航空発展の重要性に目をつけた二人の青年、玉井清太郎と相羽有らによって、羽田穴守の地に「日本飛行学校」と「日本飛行機製作所」が創立された。
当時、飛行学校の練習生が初めてソロ(単独飛行)する前夜、ひそかに油揚げを献じたところ、上首尾だったので御礼参りをしたエピソードも残っており、この頃から既に航空安全の信仰を得ていた事がうかがえる。
これが羽田における航空史の始まりであり、また穴守稲荷神社と航空界との御神縁の始まりである。

やがて、門前町羽田は航空の適地としても注目される様になり、昭和6年(1931)には神社の北側に官営の「東京飛行場」が開港、多くの旅客機も飛び交うようになった。この東京飛行場の開港日(8月25日)をもって、現在の空港の開港記念日としている。
しかし昭和20年の敗戦を臨み、神社は連合国軍による東京飛行場接収により、社殿はもちろん、石灯籠や数多の狐像なども、すべて空港の文字通りの『礎』として滑走路の下に埋め立てられてしまった。大禍の去った跡に残ったのは、ただ一基の大鳥居だけであった。

だが、このような耐え難き艱難に見舞われても、人々の信仰は失われる事はなかった。穴守の元住民をはじめ、全国の崇敬者熱意の奉仕により、空港と一衣帯水の新境内を得て、社殿や神楽殿といった設備だけではなく、失われた祭事も徐々に復興していった。
昭和30年(1955)5月17日には、東京国際空港旧ターミナルビルが穴守稲荷の本殿跡に建設され、その屋上には空の安全を祈念し、「穴守稲荷空港分社」を祀る事になった。以来、昭和38年(1963)創建の「羽田航空神社」と連れ添って、空港の安全と繁栄を見行わした。
平成の御代になり空港沖合展開事業が始まると、旧ターミナルビルが撤去されることになり、「羽田航空神社」は第一ターミナルビルへと遷座、「空港分社」は穴守稲荷本社に合祀されたが、いずれの御社も穴守稲荷の神職により今日に至るまで祭祀が続けられている。

そして現在においても、羽田の地を災害から守る『堤防の鎮守』という草創の故実より、空港工事の安全祈願はもとより、官公庁・航空業界の要職者から個人旅行者に至るまで、航空安全のご加護を得るべく日夜参詣は絶えない。
今も境内からは、南風の午後には南西の空へ飛び立つ飛行機を境内より目近に見る事も出来る。近くには空港関係企業や訓練施設、宿舎も多く、畏敬と親しみを持って多くの尊崇を集めている。
再国際化を果たした近年では、国内だけに留まらず、嘗て干戈を交えた米国をはじめ遠く海外のエアライン各社からも崇敬を得て、御縁日には色とりどりの奉納幟が境内に翻えりその神徳を称えている。

- 御神徳 -
"ねがいごと かならずかなう 穴守の いなりの神よ いかに尊き"
稲荷とは「稲成る・稲生る」の義であり、「なる」は万物を生成する力を表す強い言霊である。
そもそも稲荷大神は、畏くも伊勢の外宮に斎き祀られる豊受姫命にましまして、衣食住の三要を守り給える最も尊き大神なり。吾等一日たりともこの大神の恩顧を蒙らぬ日はなく、実に神徳広大なり。
故に、商売繁昌・家内安全・心願成就・病気平癒・交通安全・厄除開運などに神威灼然で、産業界や芸能界、或いは講社の参拝など数多い。
また、古くから伝わる羽田節の一節にも
"羽田ではやる お穴さま 朝参り 晩には 利益授かる"
と謡われている。
毎月午の日には、早朝から穴守稲荷大神さまの高く尊き御神徳を仰ぎ奉り、広き厚き恩頼を畏み奉る特別崇敬者の午の日まつり(福まつりとも云う)で、社頭は終日の賑わいを見せる。




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